認知症サポートチーム（DST : Dimentia Support Team）とは、認知症に精通した専門医、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士、臨床心理士などの多職種が強い結束力をもって共働し、認知症の方やそのご家族、多くのスタッフを支えていくチームのことです。 2014年4月より活動を開始しました。

さまざまな原因により入院した認知症の人と、認知症ケアに関わるスタッフへのサポートを行います。認知症や認知症ケアに関する正しい知識に基づいて、本人と家族の意思にそった治療方法を検討します。週に1回病棟ラウンドとカンファレンスを行い、ケアの方法や療養環境の調整、薬剤の使用方法など助言・提案します。これらを法人全体に対応していく体制を整えています。また当グループでは身体拘束ゼロの認知症医療・ケアを20年以上続けています。

スタッフの教育や研修の企画・運営、その他の治療・ケア・リハビリなどの研究や執筆活動など積極的に行なっています。多職種がそれぞれの専門性を生かしながら一人ひとりの患者の皆様に対する関わりを調整し、認知症の人も、支える人も笑顔になれる支援を行なっていきます。