内田病院

栄養部

栄養部について

現在、大誠会の栄養課では管理栄養士:5名、栄養士:2名、調理師:4名、調理パート:7名(1名障害者雇用)の計18名で、病院と老人保健施設を合わせ一日約550食の食事を提供し、一人一人の栄養ケアを行っています。

当施設の取り組みのひとつに高齢者ソフト食があります。
今まで、マヒや体力の低下に伴い、食べ物を噛んで飲み込むといった作業が難しくなった方には、細かく刻んで提供すること(刻み食)が当たり前に行なわれてきました。
しかし、刻み食は、噛む(咀嚼する)力の弱くなった方への配慮はされていますが、飲み込む(嚥下)力が弱くなった方や舌がうまく動かない方には向かないことが分かってきました。
個人差はあるものの高齢者の多くは咀嚼力と嚥下力、どちらも低下してくるため、双方を考慮した食事が大切なのです。

そこで、当施設では平成17年より「高齢者ソフト食」を導入しました。
このソフト食とは、柔らかく、噛んだ後でも口の中でまとまりやすく、すっと喉を通るよう工夫されており、飲み込んだ後は口の中に食べかすが残りにくいので、誤嚥性肺炎の予防に繋がります。
また、ソフト食のもう1つの特徴として、見た目の美しさがあります。どんなに食べやすく、安全なものを作っても、見た目が食べたくなくなるようでは意味がありません。
このように、当施設では出来る限り口から食べて頂くことにこだわり、食事をすることの楽しみ、喜びを少しでも長く感じていただけたらと努力しています。

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